ペダルの踏み心地について

自宅のピアノが電子ピアノの生徒さんから寄せられる悩みの一つに、ペダルの踏み心地の違いがあります。

『グランドピアノのペダルって、カタイし、重いし、踏みづらい』

『家の電子ピアノのペダルと全然違う』

『家のペダルだとできるのに』

理想を言えば、自宅にもピアノがあればそれにこしたことはないのですが、今の時代、住宅事情、習い事事情…、様々な理由で電子ピアノを購入される生徒さんは少なくありません。

大前提として「電子ピアノとピアノは別物」です。

でも近年、電子ピアノもどんどん進化していてタッチもピアノに近いものも出てきています。

それでも、やはり難しいのがペダルじゃないでしょうか。

違うから諦めるのではなく、違うことに気づいたら、それを深く考えるきっかけにできたら。

そんな風に考えています。

この日のレッスンは、中学生の生徒さんが、学校の合唱の伴奏のオーディションに向けて一生懸命練習してきていました。

でも、ペダルが・・・。

学校でも、オーディションはグランドピアノなので、お家練習でも、ピアノに近いペダルの踏み心地をいかに再現するか!を一緒に研究しました。

グランドピアノのペダルを踏んでから、教室にある電子ピアノのペダルを踏んでみて、ペダルの下にタオルを2枚挟んだり、くるくる巻いて下に差し込んだり。

踏み心地をあれこれ試すうちに、ベストなタオルの挟み方を見つけました。

ペダルの踏み替えはどうするのか、足のどこで踏むのが一番コントロールしやすいのか。

この踏み心地研究タイムを通してペダルについて、色々なことを話しました。

今の環境でできることを見つける、工夫することで、多くの学びがありました🌈